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女性特有の症状

実際の相談

当店でご相談いただき、漢方薬で症状が改善した方の一部をここでご紹介いたします。

生理痛、排卵痛 生理不順 更年期障害 生理前症候群(PMS) チョコレート嚢腫 子宮内膜増殖症 産後の不調

生理痛・排卵痛

40才 女性

若い時から生理痛がひどく、毎月鎮痛剤を飲まないと耐えられないほど。出血量も多く、経血にたくさん塊が混ざり、生理はかなり重いということでした。生理不順もあり、排卵痛も強く、鎮痛剤を3日間くらい飲まないといけないほどの痛みだったそうです。
胃腸も弱く、肩こり、頭痛、むくみ、風邪をひきやすいということでも悩んでいました。
漢方薬は血流を良くするもの、体の冷えを取るもの、胃腸の調子を整えるものを中心に出しました。
漢方薬を飲み始めて2か月くらいで胃の調子が良くなり、同時に排卵痛と肩こり、頭痛が軽くなりました。
4か月を過ぎたころ、生理痛も明らかに軽くなり、鎮痛剤も必要なくなりました。またむくみも気にならなくなってきたということです。
漢方を始めて1年を過ぎるころには風邪もほとんどひかなくなり、とてもお元気そうになりました。




子宮内膜増殖症

45才 女性

婦人科検診で、子宮内膜増殖症と診断され、経過観察と言われました。このまま悪化するようなら、手術が必要ということでした。生理痛も重く、鎮痛剤を飲んでいました。
便秘がちで、いぼ痔もありました。
漢方薬は、子宮内のお血(血の汚れ)を改善するもの、そして便通をつけ、痔の痛みや出血を和らげるものを出しました。
漢方薬を飲み始めて、1か月くらいで痔はかなり改善し、痛み、出血は気にならなくなりました。
また同時に生理痛もかなり軽くなっていました。
3か月後の婦人科検診では、内膜の厚みは悪化していないとのことでした。
その後、10か月後の婦人科検診では、子宮内膜の厚みは正常値となり、子宮内膜増殖症は治癒したと診断され、手術は不要となりました。


生理不順

43才 女性

以前から生理は不順でいつくるのかわからないというかんじだったそうです。
今回、生理の出血が2週間以上止まらず、1週間ピルを処方されました。ピルを飲んでいる間は出血は止まっていましたが、やめるとまた出血したということです。
出血が多いせいか、貧血もかなりひどかったようです。
漢方薬は血液を増やし、気を補い、ホルモンバランスを整える物をだしました。
漢方を飲んで、次の日には不正出血は止まり、その後、25日周期で生理が来たということでした。
同時に肩こり、頭痛、便秘も改善しました。肌の調子もとても良くなったと喜んでいました。
4か月後には、体調全般改善し、漢方薬は量を減らして続けています。

チョコレート嚢胞

25才 女性

婦人科検診で子宮内膜症とチョコレート嚢胞と診断され、経過観察となりましたが、ゆくゆくは手術が必要と言われていました。病院ではピルを処方されました。まだ結婚前なので、極力手術は避けたいと、ご相談にみえました。漢方薬とピルを併用して治療していくことになりました。
漢方薬は、下半身の冷えを取るものと、気と血の巡りを良くするもの、お血を改善するものを出しました。
漢方薬を飲み始めて、生理痛、便秘、むくみ、冷えはかなり改善されました。
3か月後の検診で、子宮内膜症はかなり改善し、チョコレート嚢胞も少し小さくなっていたということでした。
その後も、体を冷やさないように気を付けながら、漢方薬を続け、2年後には最初5センチあった嚢胞が、2センチまで小さくなり、内膜症の数値も正常になったと喜んでいました。
その更に半年後の検査では、チョコレート嚢胞は全く見えなくなったそうで、お医者さんもとても驚いていたようです。
再発防止のために、漢方薬とピルは現在も続けています。

PMS(生理前症候群)

36才 女性

20代の頃から生理前の憂鬱感、イライラがあり、長い間ピルを服用していました。ピルを服用していた時は生理も軽く、気分も安定していたようで、仕事も無理なく続けていました。
結婚して子供を授かることを考え、ピルをやめたところ、生理がかなり重くなって困っているということでした。
子宮内膜症もあるため、生理痛もひどく、出血量も多く、生理が始まると外出が困難なほど。
しかし、一番つらいのは生理前の気分の落ち込みだということでした。
生理一週間前くらいより、ひどいイライラ、憂鬱感、無気力が始まり、家事もままならない様子でした。だんなさんと喧嘩してしまうこともしばしば。イライラして過食にもなってしまうということでした。
このままではいけないと、漢方相談にみえました。
漢方薬を飲み始めて2か月くらいすると、生理痛も軽くなり、出血量も減ってきました。生理前のイライラ、過食も少し軽くなったようでした。
その後、毎月少しずつ生理も軽くなり、生理前の気分の落ち込み、イライラもなくなって、普通に過せるようになりました。また過食することもなくなり、体重も減ったということでした。



更年期障害

47才 女性

一年くらい前から生理が不順になり、ここ半年くらいは全く来ておらず、閉経した様子。生理が不順になった頃より、のぼせ、ほてりがひどくなり、顔から汗がたくさん出て困るということでした。ほてりで夜寝つきも悪く、時々睡眠薬を飲んでいるよう。その他に頭痛、肩こり、むくみ、便秘と下痢を繰り返す、など、ガタガタと調子が崩れていったということでした。
漢方薬を飲み始めると、すぐにお小水の出が良くなり、むくみがかなり改善しました。と同時に胃腸の調子も良くなり、便通も整ってきました。
頭痛や肩こりも少しずつ軽くなり、全体的にはかなり元気になってきました。
ほてりと汗は夏以外はあまり気にならなくなってきました。現在、服用を始めて2年になりますが、気温が高くなるとほてりと汗が気になるので、漢方薬は切らさずに続けています。また、婦人科で勧められて、プラセンタ注射も併用し、体調はかなり安定しています。
一般的には閉経後5年くらいで更年期の症状は収まってくると言われていますので、もうしばらく続けて飲むということでした。

産後の不調

33才 女性

出産後より体調が悪かったのですが、授乳中にも関わらず生理が再開して更に体調が悪化。体の疲れ、風邪をひきやすい、不眠、憂鬱感、イライラ。また、子供の頃に治ったはずのアトピーも再燃。家事や育児をこなすのが困難になり、ご相談にみえました。
母乳は血液からできているので、ただでさえ体内の血が不足しがちですが、それに加えて生理が早めに再開してしまったために、完全に血虚(けっきょ:血液不足)となり、ホルモンバランスもかなり乱れていたようです。
漢方薬は、胃腸の調子を整え、血と気を補う漢方薬と、ホルモンバランスを整え、安眠できる漢方薬を出しました。
飲み始めて1か月くらいで、寝つきが良くなり、気分も安定期していきました。2か月目くらいには、肌の調子も良くなり、体力もついてきたようで、家事も育児もなんとかこなせるようになってきたようです。


30才 女性

産後半年でご来店。頭痛、めまい、疲れやすさに悩んでいました。半年後に職場復帰を控えており、なんとか今のうちに体調を整えたいということでした。
出産は気と血を大量に消耗します。産後にゆっくり休める方は良いのですが、産後にすぐに育児や家事で動きすぎると、気血を補う時間がありません。加えて、母乳は血液からできているので、授乳後は一番血液不足の状態となります。この方も、授乳後が一番体調が悪くなると言っていました。
漢方薬は気血を補うお薬と、血流を良くするお薬を出しました。
飲み始めて1か月くらいで、めまいが軽くなり、頭痛も減って、鎮痛剤を飲む回数がかなり減ったと喜んでました。半年間、しっかり飲んで、元気に職場復帰されました。
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