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痛み

実際の相談

ここでは、頭痛や腰痛など、体の痛みの症例をご紹介します。

東洋医学では、頭痛や腰痛など、部位が一定している慢性の痛みは、「痛みのある場所に、お血(おけつ:血の汚れ、詰まり)がある」と考えられています。
血の汚れを取り、血流を良くすることで、痛い場所の詰まりが取れ、痛みが改善していきます。

原因がわからず痛み止めを飲むしかなかった方々の、漢方治療例をいくつかご紹介します。

頭痛

31才 女性

20代の頃から頭痛に悩んでおり、生理前や排卵時には毎回頭痛で痛み止めを飲んでいたそうです。2~3か月に一度は普通の痛み止めでは収まらないほどのひどい片頭痛に襲われ、病院でもらっている片頭痛の薬を飲んで、なんとか凌いでいたそうです。
頭痛は年々ひどくなっているようで、このまま頭痛薬を飲み続けることに不安を感じ、ご相談にみえました。
飲み始めて1か月くらいで、かなり効果を実感でき、頭痛薬も1回飲んだだけですんだと喜んでいました。
その後、漢方薬を続けていくと、生理前のイライラや、生理痛もよくなってきました。ひどい片頭痛も半年に一度くらいまで減ってきました。
1年後には頭痛は全く起こらなくなり、現在は漢方薬を減らして体質改善しています。

腰痛

46才 男性

半年ほど前より、強い腰痛に悩まされていました。整形外科や接骨院など、何軒も病院を転々としていましたが、症状は日に日に悪化。当店に来る頃には歩くのも困難になり、仕事もしばらく休むことになったということでした。
座っても寝ても痛みが強く、痛み止めでなんとか凌いでいる状態でした。
病院では手術も勧められていましたが、手術しても治るとは限らないと言われ、何とか他の方法はないかとご相談にみえました。
強い固定性の痛みで、お風呂に入ったり温めたりすると、痛みは少し緩和。疲れると痛みが悪化ということで、東洋医学的に診て、お血(おけつ:血の汚れ)、陽虚(ようきょ:体を温める力が弱っている)、腎虚(じんきょ:腎機能の低下。年齢や過労で悪化)と考えられました。
漢方薬は血流を良くする処方と、天然の痛み止めの入った腎陽を補う処方を出しました。
飲み始めて2週間後にご来店したときは、痛みは大分楽になり、座っている時や寝ている時の痛みは無くなってきたということでした。
2か月後にご来店の時は、長い距離を歩くと痛みが出るが、短い距離なら歩いても痛みが出なくなったということでした。
その後、お仕事を再開してからは、重い物を持ったり疲れていたりすると痛みが出るということで、漢方薬は続けていました。
1年後には以前の痛さが嘘のように、全く痛みが無くなり、たくさん歩いても痛みが出なくなったということでした。
1年2か月後、漢方薬を卒業しました。

足痛

74才 女性

ひざから下のむくみがひどく、夕方にはパンパンに張って、痛いくらいだということでした。静脈瘤もあり、歩くのが大変な時もあったということでした。
ふくらはぎに触ると、ヒンヤリと冷たさがあり、足先の冷えを強く感じるということでした。
漢方薬は、下半身の水分代謝を良くするお薬と、冷えを取り血流を良くするお薬を出しました。
飲み始めて1か月後のご来店の時は、むくみはかなり改善し、尿量も増えてきたということでした。その後、寒くなってからは、少し痛みとむくみが戻り、漢方薬は冷えを取るお薬を更に強い処方に変更。その後は順調に良くなり、半年後には足の痛みとむくみはほとんど気にならなくなりました。
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